家づくりを検討する際に一番気にするのが予算ですよね。
でも単純に「今貯蓄がいくらあって、年収がこれくらいだから、予算はこれくらいかな」と決めようとしいませんか?
予算はしっかりと考えないと、将来にわたってその影響を被る可能性あります。そこで今回は家づくりに必要な予算の立て方をご紹介します!
・貯蓄はしっかりと残しておく
「貯蓄が500万円あるから、500万円を頭金にできる。」
それは大変危険です。
新居に移る際にかかる引っ越し費用、新居に入る際に必要になる家具代金、新しい生活を始めるための生活予備費など必要となってくるお金はたくさんあります。またお子さんがいるのであれば、教育費の貯蓄や、それ以外にも必要となってくると考えられ
るお金はたくさんあります。
少なくとも入居費として50万円、生活予備費として半年暮らせるお金は貯蓄しておく方がいいと思います。
・返せる額かを考える
購入するにあたってローンを組むことになる方が大半かと思いますが、ローンを組む際にも注意が必要です。
年収負担率が25%を下回ると健全と言われていますので、その値を指標にして考えてみると、年収が400万円の人は毎月8.3万円の返済額となり、借入額は2845万円となります。
ご自身の収入に合わせて計算してみてください。
意外に返せるかもと思った人も、返せそうにないと思った人もいるかと思います。
しかし、不慮の事故や景気の悪化などどうなるかわかりませんので、保険に入るかそれを見越した現実的な額を借り入れた方がいいかもしれませんね。
また毎月返済額を重視することも忘れてはいけません。
ローンの返済で生活が苦しくなることは避けたいですよね。
日頃の給料から引いた額、つまり貯蓄に回せる額がいくらあるかを確認して、そのうちの70%ほどを返済にあてられると健全であると言えます。
・買える価格を計算
貯蓄から用意できる資金と住宅ローンから申請や家具購入などに必要な諸経費を引いた額が「買える予算」になります。
注文住宅の購入を検討している際は、ここに土地代金も加わってきます。
必要となる頭金は一戸建てであれば購入価格の6~10%が目安となってきます。
頭金は現金として必要なので、その額の貯蓄があるかどうかも確認しておかなければいけません。
家を建てるには大きなお金が必要です。
自身の給料や生活に見合った予算にすることで、家を建ててからも快適に暮らせます。
ローン返済のために働くといったようにならないためにも現実的な予算設計をおすすめします!