マイホームを手に入れることを夢見ているという方も多くいらっしゃることでしょう。
簡単に手に入れられるものではないからこそ購入のタイミングはいつがいいのかは気になりますよね。
今回はマイホームの購入のタイミングに関して二つの点からご紹介いたします。
◎一般的にどうなの?住宅を初めて購入する年齢層は?
住宅市場動向調査報告書によりますと、初めて住宅を購入した人の平均年齢は、注文住宅・新築の分譲住宅・中古住宅のいずれでも30代後半から40代前半とそれほど差があるわけではありませんが、年代別に違いが見られます。
新築の分譲住宅においては購入者(世帯主)の過半数が30代であり、約2割が40代・1割強が30代未満となっています。これが注文住宅になると、30代未満・30代の割合が数%ずつ少なくなり、その分50代・60代の方の割合が増えています。
一方、中古住宅におきましては、30代が約4割・40代が約3.5割・50代が湧く1割となっています。
この調査の結果から分かることとして、住宅を購入されるのは30代が多いということです。これは30代にさしかかるころには、仕事である程度の収入が得られるようになり、また結婚などをすることによってマイホームの購入が現実的になってくるためと考えられます。
注文住宅・新築の分譲住宅・中古住宅での比較において違いがありましたが、新築住宅野購入の方が若い世代が多かったのは、今後長く暮らしていくことを考えてすぐに補修が必要になる可能性の高い中古住宅よりも長持ちの期待できる新築を選択する方が多いためでしょう。
新築住宅の中で、分譲住宅に比べて注文住宅の年齢層が若干高いのは、自分で取り入れるものを決めることのできる注文住宅の方が費用面で高額になりやすいためであると考えられます。
◎それで大丈夫?住宅を購入するタイミング
「新しい住宅を購入しようかな」と思うタイミングは様々あることでしょう。よく挙げられるのは結婚した時や子供が生まれる・進学する時ですよね。
新たな形の生活が始まるのに合わせて住まいも新しくしたいと考える方は多くいらっしゃるようです。しかしながら、そのタイミングになって初めて購入に動くことはあまりお勧めいたしません。
その理由は費用にあります。例えば結婚したときを考えてみましょう。結婚直後は夫婦での生活が始まってからそれほど長く経っているわけではありませんので、生活かかる費用を把握するのは簡単ではありません。
またどのぐらいになるかは分かりませんが、子供を授かろうと考えている方も少なからずいらっしゃるかと思います。
子供ができれば養育費も考えていかなければなりませんし、子供の教育費は住宅購入と同じく三大支出の一つとして挙げられているほどお金のかかることです。
こういったことを考えると、環境の変化で出費がかさんでいるところに住宅の購入によって更なる負担をかけることは賢明とは言えないでしょう。
住宅購入のタイミングとしては、できればこういった機会の前に行うことをお勧めいたします。また仮にその時にどうしてもとなった場合でも、高額の資金が必要になる出来事と住宅購入に充てる費用が確実に確保できているのかは資金計画を行うなどして確かめておく方が良いでしょう。
資金計画につきましては他の記事にて詳しく紹介させていただいておりますので、そちらも参考にしていただけると幸いです。
今回はマイホームの購入のタイミングに関して二つの観点でお伝えしました。購入を考えるきっかけはそれぞれ異なるかとは思いますが、それで本当に大丈夫なのか慎重に考えて決断するようにしましょう。