今日はT様邸の気密測定を行いました!
逆光になってしまっているので少々見えにくくて申し訳ないのですが、
気密測定にはこのような送風機、流量測量機、内外の圧力測定、
内外の温度計などで構成されている「気密測定器」を使用します。
この筒状のものの中には
このようにファンがついていて、室内の空気を屋外に
追い出し、その時の風量と屋内、屋外の気圧差から
気密を計算するという仕組みです。
この計算で隙間の面積をC値という値で表示するのですが、
この数値が低いほど気密住宅といわれます。
※C値は住宅の隙間の面積を延床面積で割った値
省エネの基準として、岩手県や秋田県などの寒冷地では
C値は2.0以下、ここ広島では5.0以下であれば基準を
満たしていると判断されます。
※弊社では0.5以下を基準としています
この気密ですが、やはり大工さんの施工の腕による影響が
大きいです。
断熱材に隙間があったり、天井の吹付が不十分であったり、
窓の隙間をしっかりと埋めていなかったりするとその数値が
顕著に現れてしまいます。
だから、この検査は両者本当にどきどきしています。
ちなみにこのT様邸はというと…
なんとなんと!
/
0.17 !!!!!
\
これはとても誇れる数値だと思います。
大工さん、本当に丁寧なお仕事ありがとう
ございます。
※ちなみにこちらのページで詳しくC値のことを
書いています。参考にしてみてください。
気密性能が良いということは過剰な外気の流入や
内気の流出を抑えられ、まさしく「夏涼しく、冬暖かな家」と
なるわけです。
気密測定は現在のところ強制ではないのですが、
このように数値として確実に「高気密」であると
断言できるので、お施主様にも安心していただけるかと
思います。
また、現在新築等を建築中の方でも依頼をすれば
気密測定を行ってくれるところもあるようです。
余談ですが、我が家もそろそろ持ち家を持とうと検討している中で
家というのは車よりも高い買い物なだけに限られた予算の中の
取捨選択は本当に重要だなぁと痛感しています。
皆さんは何を優先しますか?
(梶並)