みなさんは2020年から大きく住宅を建てるときの基準が変更されることをご存知でしょうか?
何が変更されるのかというと、それは住宅を建築する際の省エネの基準です。
今、戸建て建設をご希望の方はこのことを知らないと後悔するかもしれません。
そこで今回は、2020年に変更される省エネの義務化についてご紹介します。
□省エネ基準の変更
*改正省エネ基準制度
それでは省エネ基準の変更とは何なのでしょうか?
現在でも新築住宅の多くは省エネ住宅ですが、この省エネの基準が変更されます。
そのため、新築住宅を建てる際は以前よりも省エネに特化した住宅を建設する必要があります。。
このようなことを「改正省エネ基準制度の義務化」と言います。
つまり、この義務化によって2020年以降は定められた省エネ基準を合格したものでなければ建築の許可がおりないのです。
*評価基準について
改正前の基準はどれだけ住宅内に蓄積した熱を外に逃がさないかということに重点が置かれていました。
しかし、改正後の基準はエアコンなどの熱エネルギーを放出する装置に評価基準が設けられてます。
この基準が設けられることにより、これから新築の建設を考えている方は家に設置する設備について気を払う必要があるでしょう。
□改正省エネ基準制度で注意点
*2015年に完全施行
新築の建設をご希望の人たちの中には「基準が改正されるなら改正後に新築を建設したほうがいいの?」と不安の方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実は改正省エネ基準制度は2015年4月に完全施行されており、ほとんどの住宅ハウスメーカーではこの基準にあった仕様のものを建てることができます。
そのため、建てる時期を気にする必要はありません。
*基準を満たしていなかったらどうなるのか
2020年以前ならば基準を満たしていなくても問題ありませんが、その家の資産価値という面では低評価になりえます。
例えば、現在でも中古の家を購入するときに耐震工事がされていないと、その家の資産価値はガクッと下がります。
これと同じように、現段階では住めなくなってしまうわけでもなく、売ることができなくなってしまうわけではありませんが、家の資産価値が下がってしまう可能性は高いでしょう。
□最後に
今回は2020年に変更される省エネの義務化についてご紹介しました。
今では、もしも改正省エネ基準を満たしていなくても法律上は問題ありませんが、将来的な価値のマイナスを考えると基準を満たした住宅を建設することをおすすめします。
基準を満たすことで、価値の面だけではなく、光熱費を抑えることができるというメリットもあります。
ぜひ、この記事を住宅を建てる際の参考にしてください。