注文住宅を建てようとしている方で、「適度なベランダの広さがいまいち分からない。」とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
家を建てる時はどうしても室内の間取りのことに注目してしまい、ベランダの間取りについてはないがしろにされがちです。
しかし、後になってベランダを広くすることは難しく、不便なベランダを作ってしまっても取り返しがつきません。
そこで、今回は後悔しないためのベランダの広さの決め方をご紹介します。
□そもそもベランダは何のために必要なのか
実用的な目的として、洗濯物を干すために必要になります。
洗濯物を干す場所がベランダの他にない方は、ベランダが必須となります。
物干し竿を置く必要があるため、スペースを広くとる必要があります。
また、室外機をベランダに置くことも考慮する必要があります。
実用的な目的以外では、ガーデニングの趣味がある方は植物を置いたり、テーブルと椅子を置いて天気の良い日は外でお茶をしたりと使い方は様々です。
まずは、「洗濯物を干す」という最低限の目的のためにはどのくらいの広さが必要なのかを考えてみましょう。
□「洗濯物を干す」ためにどのくらい広くすれば良いのか
ベランダの広さは、奥行き×横幅で考えましょう。
洗濯物を干すためには物干し竿を置いた上で、干す作業をすることを考慮する必要があります。
*奥行き
奥行きは、1.5m以上にすると洗濯を干すときに快適でしょう。
それ以上狭くしてしまうと、干せる量が限られ非常に不便な上に、干している洗濯物が風で窓や壁に当たって汚れてしまいます。
*横幅
横幅は干す洗濯物の量、すなわち家族の人数にもよりますが、4〜5mあると一度に布団を4枚干すことができます。
□「奥行き」と「横幅」どちらを優先すべきなのか
*奥行きを優先して実用的に
奥行きも横幅どちらも大きくできれば良いのですが、広さの条件が決まっていて、どちらかを諦めなくてはならない場合もあると思います。
その場合は、奥行きを優先しましょう。
その理由は奥行きを優先した方が、効率的に洗濯物を干せるからです。
横幅が大きいと一見たくさん干せそうですが、洗濯物を干すときに余計に移動しなければなりません。
奥行きを広くして置くことで、2列にして干したり、上下に物干し竿を設置したりできます。
□最後に
以上が注文住宅を建てる際のベランダの広さの考え方でしたが、参考になりましたでしょうか。
奥行きと横幅を考えて、洗濯のときに便利なベランダを作ってください。