家を建てる相談をするために施工会社に連絡しようとしている方、ちょっと待ってください!長期優良住宅という家をご存じですか?
長期優良住宅は国に申請することで認められる住宅のことで、様々なメリットがあります。
家を建てるなら、長期間快適に過ごすことができる家にしたいですよね。
施工会社に連絡する前に、長期優良住宅について理解しておきましょう。
今回は長期優良住宅のメリットについてご紹介します。
○長期優良住宅って?
長期優良住宅とは、長期間にわたって優良な状態で住み続けることができると国が認めた住宅です。
長期優良住宅として認められるには、様々な認定基準をクリアしなければなりません。
認定基準には、劣化性、耐震性、維持管理の容易性、省エネルギー性など多くの項目があります。
○長期優良住宅の申請方法
長期優良住宅は工事を開始する前に、申請しておく必要があります。
まず、認定基準を満たした住宅を施工会社と相談して決めます。
次に、決めた計画書の技術的審査を専門の住宅性能審査機関に提出します。
技術的審査で認められれば、認定証を発行してもらえます。
最後に、住宅の計画書と認定証を各地域の担当行政窓口に持って行けば、長期優良住宅の認定を受けることができます。
○長期優良住宅のメリット
長期優良住宅の認定には、多くの認定基準をクリアし、ややこしい申請をしなければなりません。
しかし、その手間を超えるメリットがあります。
・安全・安心に住むことができる
国に認定されたわけですから、長期優良住宅では安全・安心に暮らすことができます。
メンテナンスを予定通りに行えば、新築同様の状態を保ち続けることができるでしょう。
・税金の控除を受けることができる
長期優良住宅の大きなメリットは税額控除です。
一般的な住宅ですと、住宅ローンや固定資産税など様々な税金を払わなければなりません。
住宅における税金の負担はとても大きいですよね。
長期優良住宅ですと所得税の住宅ローン控除、所得税の投資型減税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税の5つの税額控除を受けることができます。
○さいごに
注文住宅の場合、大体のプランが決まった後に長期優良住宅の申請をすると、再度プランを練り直さなければなりません。
ですから、施工会社に連絡する前に長期優良住宅について理解を深めておきましょう。
その上で、施工会社と相談するとスムーズに計画を立てることができるでしょう。