皆さんは、地震保険をご存知でしょうか?
日本は地震が頻繁に起こる国で、地震というのはいつ起こるか分かりません。
家を建てたばかりであっても、大きな地震が起これば倒壊の恐れもあります。
そんなときのためにあるのが地震保険なのですが、他にも噴火、津波での被害の場合でも保険が適用されます。
この保険が実際にどのようなものであり、どれくらいまでの保険金が下りるのかなどについてご存知でしょうか。
今回は、地震保険の概要について解説していきたいと思います。
1. 地震保険は火災保険とセット?
地震保険よりもよく耳にするのが、火災保険ではないでしょうか。
火災保険は、火災が起こったときのための保険なのですが、地震保険は、火災保険に加入していないと加入することができません。
つまり、火災保険には入らず、地震保険にだけ加入というのはできないということです。
実際に地震保険に入っている人の割合というのは30%にも満たない程度であるのに対し、火災保険に入っている人の割合は80%近くあります。
火災保険にはほとんどの人が加入しているのに対し、地震保険に加入する人はあまり多くありません。
ちなみに、地震保険は火災保険に入っていれば、どのタイミングでも加入することができます。
2. 地震保険は、建物と家具それぞれに保険がある
地震保険は、建物と家具に対して、どちらか一方または両方に保険をかけることができます。
そのため、もし建物と家具の両方の保険に加入していれば、建物と家具それぞれの保険金を受け取ることができるのです。
保険金額の最大は、建物が5000万円、家具が1000万円です。また、地震保険では火災保険の半分の額までしか保険に加入することができません。
3. 耐震性能が高ければ割引アップ
地震保険の特徴として、住宅の耐震性能が高ければ高いほど割引が適用されるという面があります。
耐震性能が最も高いクラスの住宅であれば、最大で50%まで割引が適用されるのです。
いくら地震保険に入っているとはいえ、震災で家に被害がないに越したことはないですよね。
注文住宅をこれから考えている方でしたら、なるべく耐震性能は高いものにしておいたが良いかもしれません。
以上が地震保険の説明になるのですが、その概要はご理解いただけたでしょうか。
いつ起こるか分からないのが地震。その被害もどれほどであるかは測り知れません。
万が一に備えて加入しておいてはいかがでしょうか。
また、これから注文住宅やリフォームを考えている方は、自分の家の耐震性能についても考慮してみると良いでしょう。