皆さんは、長期優良住宅をご存知でしょうか?
一度は耳にしたこともある方もいらっしゃるかもしれません。
長期優良住宅というのは、長期にわたって使用できる住宅のことであり、長期的に住宅を利用できるようにすることで、住宅の建て替えや解体の数を減らし、建築に必要な木材の使用量と解体に伴う廃棄物の排出量を抑え、環境への負担を小さくします。
また、建て替え、解体に関わる経済的コストも抑えて、人々の負担も緩和することなどを目的としています。
そして、この長期優良住宅には、いくつかのメリットも存在します。今回はそのメリットについてご紹介します。
1.長期優良住宅には認定が必要!
長期優良住宅にはいくつかのメリットがあると説明しましたが、そのメリットを受けるためにはまず、所定のいくつかの項目の基準を満たして、国に申請し、認定を受ける必要があります。
その項目には、耐震性、劣化対策、省エネルギー性、可変性、バリアフリー性などがあります。これらの各項目で基準を満たすと、長期優良住宅として認められるのです。
2.住宅ローン控除
長期優良住宅のメリットとして最初に挙げられるのは、住宅ローンの控除です。
長期優良住宅では、借入残高に応じて所得税の控除を受けることができる住宅ローン控除が優遇されるのです。
一般住宅の控除最大額が400万円であるのに対し、長期優良住宅の場合は最大500万円まで控除を受けることができます。
3.各種税金の税制優遇
注文住宅を購入した際には、不動産所得税、登録免許税、固定資産税などの税金を支払う必要があります。
しかし、長期優良住宅を建てた場合には、これらの税金が軽減されるといった優遇を受けることができるのです。
4.補助金制度
長期優良住宅というのは、耐久性などの性能面で優れているだけでなく、環境にも優しい住宅であるので、エコハウスであるとも言えます。
近年では、環境保護への観点から、環境に優しいエコハウスには補助金を与え、エコハウスの増加を推進するといった運動が各地域で行われています。
長期優良住宅を建てると、税金面での負担を抑えることができるだけでなく、補助金をもらえるといったメリットもあるのです。
長期優良住宅のメリットについて簡単にご紹介しました。
金銭面でのメリットの他にも、丈夫で長持ちするというメリットもあるので、毎日安心して快適に暮らすことができるのが長期優良住宅です。
ぜひ新築を検討中でしたら長期優良住宅にしてみてはいかがでしょうか?