今回はいろいろな対策と安全な防蟻処理について。
対策の仕方としては、木部への表面処理が一般的ですが、
これは土台や合板に直接塗ったり、吹いたりするものです。
なので上棟前の材料に処理をしておきます。
他には工場で加圧注入する方法があります。
こちらは木材の内部に薬剤が浸透しているので、揮発性薬剤を使っても
薬剤分解がおきにくく効果は長持ちします。
ですがややコストが高くなります。
そして使う薬剤についてですが弊社では、エコボロンという
防蟻材を使用しています。
特徴はホウ酸でできていて、子供が少しくらい舐めても問題なく
(塩をなめるのと同じくらい)、また揮発蒸発をしないので空気を汚すこともないので、
(アレルギーの原因とならない)効果が長続きするのが特徴です。
自然からとれるもので、植物には欠かせない大切なものでもあり、
人は植物から微量のホウ酸を摂取しています。
ホウ酸はゴキブリ退治の薬にも使われるもので、
ゴキブリ、シロアリ、腐朽菌は微量の摂取で死んでしまいます。
ですが哺乳類は腎臓の働きで尿と一緒にホウ酸を排出するので
大量摂取しない限り安全なものです。
デメリットととして雨などが当たると流れてしまうので、
雨の日の施工は避けなければならないこと。
あくまで予防用であって積極的に殺すものではないということです。
なのですでにシロアリが発生してしまっている場合、
駆除用の薬剤で対処しなければなりません。
ここまで話してきましたシロアリについてですが、
防蟻処理する場合は安全で長持ちするに越したことがないのですが、
もしシロアリが発生してしまった場合は早めの発見が大切です。
なので大切なお家に異常個所がないか、定期点検でしっかりと調べてもらいましょう。
弊社では1年・2年・5年点検の時に床下に潜って調べています。
床下でほふく前進するためにはスリムな体系を維持しなければなりません。