木造住宅の劣化原因についてご存じでしょうか?
1位・・・腐朽菌
2位・・・シロアリ
ではまず腐朽菌とは何でしょう?
これはキノコの仲間です。
こちら木材に含まれる栄養で成長します。
そして空気、温度、水分も必要になります。
この4つの要素がそろった環境で生息します。
想像しただけでじめじめとした感じが伝わってきそうですが、
これがお家の床下、トイレ・お風呂廻りだと最悪の環境ですね。
当たり前のことですが、木は乾燥していれば腐りません。
このような環境にならないように
結露、水漏れ、雨漏り、などトラブルが起きていないか
定期的な点検が必要になります。
次にシロアリについてですが
シロアリは皆様も知っていると思いますが、
見たことはありますでしょうか?
実はこのシロアリなんと世界中で、2000種類以上いるそうです。
そしてそのうち家に害をもたらすシロアリは約4パーセント程だそうです。
またクロアリとよく似ていますが、全然違う生き物で、実はゴキブリの仲間なんです。
そして日本では主に2種類のシロアリが活動していますので簡単に説明します。
1.ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリは湿気を好み木材の腐朽と同時に進行していきます。
活動範囲は比較的狭いのですが、被害が2F,3Fに及ぶこともあります。
シロアリは腰ぐらいのところまでしか被害がないと言われていますが、
結構高い所まで被害にあっているのです。
2.イエシロアリ
イエシロアリは非常に活発で活動範囲が100m近く達することもるそうです。
シロアリの中でも最も加害力が強いとされていて、
被害事例で築2年のヒノキの柱を2Fまで侵食した。
ヒバ材+通気工法の家が築3年で2Fの梁まで食害を受けた
などの事例もあります。
さてここでシロアリについてよくある質問についてですが、
Qヒノキや、ヒバは食べられない。
A食べられる。
台湾ヒノキや青森ヒバ等抵抗性が高くて食べられない種類もあるようですが、
一般的な材料は特別に強いわけではないようです。
Q心材は食べられない。
(心材とはそのまま木材の真ん中近くの赤い部分は強いとされている)
A食べられにくいが、食べられないわけではない。
Q木材以外は食べない
A栄養自体はセルロース成分ですが、
断熱材やサイディング、コンクリート等かじれるものは何でもかじって侵入します。
このことからも家を守るためには適切な防蟻処理をしておかないといけませんね。
あなたのお家はシロアリに対しての点検・保証は万全ですか?