果てしないほど種類があるクロス(壁紙)。
サンプルを見たり、ショールームに行ったり
したけど、結局疲れて「もうこれでいいか」に
なってしまった、や、選んだものが大きな面積で
見ると全然イメージと違った、なんて声を
聞くことがあります。
クロス(壁紙)を選ぶ前に
選び方のポイントを押さえておきましょう!
|部屋のイメージを固める
まず、この部屋をどんな雰囲気に
したいか、イメージを思い描いてみます。
・明るい感じ
・暗くて落ち着いた感じ
・優しい感じ
・大人っぽい感じ
・暖かい感じ
・涼しい感じ
・癒される感じ
・ポップな感じ
・ロックな感じ
などなど。
こういう風にしたいな、というイメージが
思い浮かんだら次はカタログやWeb、SNSから写真を集めてみましょう。
例えばピンタレストでクロス(壁紙)を検索すると、
こんなにたくさんの事例が出てきます。
インスタグラムでは実際に選んだ人の
感想などが投稿されているのでこちらもかなり
参考になると思います。
↑インスタでクロス壁紙と検索した例
もちろん、家具やカーテンに悩まず飽きない
ホワイトやベージュ1色のみ!というもの全然ありです。
|アクセントクロスの選び方
イメージが固まってきたら
それに近い柄や色も絞られてきていると
思います。
あとは、カーテンや家具、キッチンなどの住設などに
より、どんなアクセントがいいかを選んでいきましょう。
ポイントは、
□暗い色は狭く見えるが落ち着く。
□明るい色は広く見えて清潔感がある。
□大柄のイラストは落ち着かないので狭いスペースで
ポイント使いする
□アクセントクロスが悪目立ちすると
安っぽい部屋になるので気を付ける
□おしゃれなクロスの写真のセンスを盗む
こんな感じです。
特に柄物を入れる場所は失敗しやすく、
難しいです。
ひとまず、納得するものが見つかるまでサンプルをたくさん
取り寄せましょう。
小さい面積でいい!と思ったものでもA4サイズで見ると
「なんか違う」となることも十分あるし、逆に「予想した何倍もいい!」
ということもあります。
そして届いたサンプルは様々な条件下で眺めてみましょう。
朝昼夜、それから自然光やライトの下、ベースクロスと重ねる、
床材と重ねるなどなど…。
とにかく色々な場所や時間で見え方を確認していきましょう。
素敵なアクセントクロスがたくさんあるので
あれもこれも取り入れちゃうぞ!と意気込んで取り入れてしまうと
がやがやしい部屋になり、家具やカーテンに悩んでしまうことに
なります。
とにかくお部屋のイメージと置きたい家具のイメージ、
それからクロス、といった順番で考えていただくと
いいと思います。
|アクセントクロスの位置
大体どんなクロスにするか決まったら、次は
どこをアクセントクロスにするかを
考えます。
まず、一部のみの場合。
天井。
天井と壁。
見比べてみてどうでしょう。
柄物の場合は壁の一部、グレーなどの1色のものの
場合は天井と壁でも色がつながる分広く見え、
さらに収まりも綺麗だと思います。
これもどんな風なイメージにしたいか
固まっていればどこまで貼るか選びやすいのでは
ないでしょうか。
|クロスの性能で選ぶ
クロスには様々な性能があります。
デザインも大切だけど、性能も譲れないときは性能から
選ぶ方法もあります。
主な性能の種類は、
□消臭
□汚れ防止・抗菌
□高い耐久性
□抗アレルギゲン、抗ウイルス
□マイナスイオン
□不燃・無機質
□吸湿性・通気性
などです。
カタログにどんな性能か表記されているので
その中から色や柄を選ぶといった形でもいいと思います。
子どもやペットがいるかどうかでもクロスを
選ぶ基準は変わってきますよね。
|どうしても決まらないときはプロに任せてみる
ここまでは絞れたけどあともうちょっと決めかねるときや
ひとまずヒアリングしてもらいつつ決めていきたいといったときは
ぜひショールームへ行ってみてください。
たくさんの事例を見ている分、すぐに
アイデアを出していただけると思います。
以上クロス(壁紙)の選び方でした。
今から選ぶ人、クロスの迷宮をさまよっている人の
参考になればうれしいです。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
(梶並)