「広島市で注文住宅を検討しているが、住宅ローンが実行されるまでにかかる費用を支払えるがどうか不安だ。」
「つなぎ融資という言葉を聞いたことがあるが、どのような制度かを詳しく知りたい。」
など、注文住宅にかかる費用の準備方法について、お悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は、注文住宅を建てるうえで重要な「つなぎ融資」についてご紹介します。
□つなぎ融資について
*つなぎ融資とは?
住宅ローンの仕組み上の欠点を、補うために作られた制度です。
住宅ローンの欠点とは、担保にする建物がない場合に、融資が受けられないということです。
その欠点を補うための、建物が完成する前に、一時的に必要な資金を立て替えてくれるシステムをつなぎ融資と呼びます。
建物の引き渡しを行う前に、支払い期限が設けられる注文住宅を建てる際に、重要です。
*仕組み
つなぎ融資を利用する際は、担保は必要ありません。
住宅ローンとは、全く異なる仕組みでお金を借ります。
具体的には、借りる金額に沿った利息のみを、金融機関に支払うことで融資を受けます。
そして、住宅を引き渡しのタイミングで、住宅ローンを使って完済します。
ただし、利息を払えばお金を貸し出してもらえるわけではありません。
住宅ローンとつなぎ融資をセットで同じ金融機関に申請することで、利用できます。
□融資を受ける流れ
*申請をする
住宅ローンを申し込む金融機関に申請しましょう。
申請を行うタイミングは、通常の住宅ローンの仮審査に申し込む時です。
つまり、工事請負契約を行う前に仮審査と同時に申し込みましょう。
そうすることで、仮審査と同時に、つなぎ融資に関わる審査が行われます。
□融資を受ける
注文住宅の建設に関わる費用は、基本的に数回に分けて支払います。
家を建てる業者によって異なりますが、着工前・建築中・完成後に3分割して支払うことが一般的です。
支払い金額は、均等に分割される場合や、3回目が多いなど業者によって様々です。
引き渡しまでに支払いを行う回数分だけ、それぞれの金額に合わせた融資を受けることが、一般的です。
*完済する
注文住宅が完成し、登記登録などの手続きが終わると、通常の住宅ローンの融資が開始されます。
そのタイミングで、住宅ローンを使って、つなぎ融資を完済しましょう。
つなぎ融資は、住宅ローンに比べ手数料や金利が高い特徴があります。
完済するための金額が大きくなる場合があるため、注意しましょう。
□まとめ
今回は、つなぎ融資について、ご紹介しました。
注文住宅の引き渡しまでにかかる費用を、どのように準備するか悩まれていた方にピッタリの制度が、つなぎの役割をする融資です。
しかし、必要書類が揃わなかったり、不備があったりすると、融資が予定通りに受けられなしので、注意しましょう。
申請の流れを確認して、落ち着いて手続きを行いましょう。